インドネシア バハギアギンティンN・COE優勝ロット(100g)
<バハギアギンティン/リバンガヨムサラ>
生産者:バハギア・ギンティン
地域:インドネシア/アチェ/パンタンムサラ/ペガシン
品種:P88/アテン
標高:1500m~1700m
精製:ナチュラル
焙煎:シティ(中深煎り)
2022年に開催されたインドネシアCOE(カップオブエクセレンス)で、スコア90.59点見事1位に輝いた商品。インドネシアと言えば、スマトラ式のマンデリンやトラジャ、ガヨマウンテンなどが思い起こされますが、昨今では様々なプロセスのものが作られるようになりました。
バハギア・ギンティンさんは42歳。シナブン山の噴火が長引いたため、2012年に出身地・北スマトラ州 ブラスギから、中央アチェ州タケンゴンの集落に土地を購入し、移住しました。その2年後これまでの農業経験を活かし、何もなかった土地に初めてコーヒーノキを植えコーヒー農園を作りました。愛する奥さんと3人の子どもを幸せにするために知恵と工夫を凝らし、様々な品種の掛け合わせを試し続け、さらに持ち前のコミュニケーション能力もフルに発揮させて周辺地域からの信頼を獲得してきました。その結果、着実に彼の名は知れ渡り、毎年収入を増やしつづけ、今では3ha(30,000平方メートル)ものコーヒー農園となりました。彼の所属するリバン・ガヨ・ムサラ協同組合コーヒーの品質は、カッピングテストのスコアが平均86点以上であること、また真っ赤な実だけを収穫することにこだわりを持っており、品質には定評があります。
リバン・ガヨ・ムサラ協同組合の設立者はアスマン・アリアント氏。彼はコーヒー農家を団結させる協同組合を設立したいと決心し、2018年にリバン・ガヨ・ムサラ協同組合を設立しました。この協同組合には現在 350 名を超える組合員がおり、パンタン ムサラの加工施設にチェリーを配達しています。 所属する組合員にとってのメリットは3つあります。1つ目は、コーヒーチェリーを協同組合に販売すると、より高い価格で買い取ってもらうことができます。2つ目は、シーズン終了時により高品質なロットで得た利益の一部を分配する「二次支払い」で報酬を受け取ることができます。2019年の報酬は1kgあたり、500ルピア(4.79円)になりました。3つ目に、栽培から加工まであらゆる分野で農家に研修と支援を提供しています。
error