パナマ アウロラ農園/アウロマール・ゲイシャW(100g)
<アウロラ農園/アウロマール>
生産者:ロベルト・ブレナス
生産地:パナマ/チリキ/ボルカン
品種:ゲイシャ
標高:1570m~1770m
精製:ウォッシュト
ロースト:ミディアム(中煎り)
ゲイシャらしい華やかなでフルーティーなフレーバーと、透き通るような綺麗な香味に、長く複雑な余韻が感じられる素晴らしいコーヒーです。
アウロラ農園を運営するブレナス一家とMillを運営するエレタ一家の2家族によるプロジェクトが、アルロマール・ファームです。
農園とミルが協力する事で、より精度を上げた高品質なゲイシャコーヒーの生産を行う事。そして、農園に従事する人々の生活や教育環境の向上や環境への負荷軽減に努めようと2006年にプロジェクトを立ち上がりました。
その言葉の通り、30ヘクタールほどある農園の敷地の半分以上が熱帯雨林のまま保全されています。栽培面積は、土壌の栄養バランスや気候、日照条件などコーヒーの収穫量と森林のバランスを検証したうえで、農地面積を決定したそうです。
また、農園には背の高いアボカドの木を多く植えています。日中の暑い日差しを遮るだけでなく、シェードの背を高くすることで、一定の微風を吹き込み、日中・夜間と安定した微気候を保つ工夫がされています。
年間降水量は3500mmと、コーヒーの栽培環境としてはかなり多いですが、この環境がゲイシャのフレーバーを引き立てるテロワールになっているとも言われ、アウロラ農園/アウロマールのコーヒーが持ち合わせるカップの複雑な風味は、こうした森林環境や日陰の調整、降雨量、収穫期の気候の相乗効果によってもたらされています。
12月下旬から3月上旬にかけて行う収穫は、その年のコーヒーの品質を決定づける重要な仕事と位置付けて、熟度の高いチェリーだけを収穫する事で成果に対するプレミアムを惜しまずに支払っています。そして収穫後は、チェリーをもう一度手選別し、より均等な熟度のロットが作られミルへと運ばれていきます。
生産プロセス自体は、非常に伝統的ではありますが、アウロラ農園での生産同様に、カフェ・ド・エレタ・ミルでも手間暇を惜しまずに、細心の注意を払って、ウェットプロセスや乾燥が行われています。
カフェ・ド・エレタ・ミルは、農園から3kmの距離に位置する事で、収穫後に再選別できる十分な時間が取れ、その後も直ちにプロセシングできるようになっています。
ナチュラルプロセスも、ここ数年試行錯誤を繰り返して行ってきたプロセスで、乾燥時間や撹拌の回数、収穫時の選別、収穫後のミルでの選別、乾燥中の選別ととにかく手間を掛けてクリーンでアロマティックなゲイシャ・ナチュラルを作る事に尽力してきました。
2012年には、Starbucksの“The Rarest of the rare”を受賞。翌年2013年は、Best of Panama Geisha Washed 部門優勝。2014年には日本国内でも販売され、米国においてもCoffee Review氏が選ぶTOP30Coffeesの1位になり、世界中に知られる農園となりました。